ヤフー株式会社の社員による福島県テレワーク体験記【第5回 会津地方(西会津町・会津若松市) 令和2年11月18日~】
「日本の田舎」を掲げて「田舎と都会」をつなぐことを目指す、西会津町。越後と会津との交通の要衝として栄えた歴史を知り、アートに触れながらのテレワーク。首都圏や都市部勤務者がこうした町や集落で仕事をすると、刺激や気づきが多そうです。 |
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■アート&テレワーク■
初日の業務終了後、「注文の多い料理店創作チームPRESENTS 銀河鉄道の夜」という演劇に参加。「体験型シアター&レストラン」ということで、西会津町のJR野沢駅周辺の「まち」を舞台に、「演劇アート×街歩き×料理」をかけあわせた公演。満点の星空も最高のごちそうでした。
【JR野沢駅待合室から演劇がスタート】
【町の食材を活用した、演劇で提供された料理】
企画したのは、町が管理するクリエイティブセンター「西会津国際芸術村」。翌日は、元中学校の木造校舎を活用した、その「芸術村」元職員室でリモートワーク。暖炉もある舞台セットのような雰囲気の中、職員室という懐かしさとドキドキ感でテンション上がります。正式には休憩所「じぶんカフェ」といい、だれでもくつろげるスペースでした。
【西会津国際芸術村の「じぶんカフェ」】
芸術村の2階では、周遊型博覧会「ふくしまEXPO『FUKU』博」が開催中でした。地域おこし協力隊による、会津を中心にしたものづくり展示が20種類ほどずらりと並び、町ごとに特徴あるものづくりの伝統と多様さに、福島の奥深い魅力を感じました。また、文化を継承し新しい未来を創ろうとする地域おこし協力隊の皆様の思いの一端を垣間見た気がします。
芸術村では、展示が定期的に行われているようなので、訪問前にチェックされるとよいかと思います。
【「福島 ものづくり未来展」の会場】
JR野沢駅から車で北へ約40分。ずんずん北へ行った果てに、2軒のみの「楢山集落」があります。うち1軒が、高価格帯ですが、築100年以上の蔵などを改築した古民家ホテルになっています。
【楢山集落】
宿の背後の「山の神」にごあいさつ。土地のストーリーに触れることができます。
【宿の背後の「山の神」】
山の先は新潟県境。天候によっては雲海も見られ、自然の中に人間がお邪魔している不思議な感覚に襲われました。自然の尊さと「日本の田舎」を体感できる町でした。
【心が落ち着く風景】
■会津若松のワークスペース「Kaien」■
会津地方の中心、会津若松市の繁華街・七日町では、「Kaien」でテレワークができます。
今年オープンした酒屋を改修した施設で、カフェバーの奥にワークスペースが併設。業務後には、会津の酒飲み比べも可能です。
【「Kaien」外観とワークスペース】
2-3階は、ホステルで宿泊も快適。
七日町は、歴史ある建物が並ぶ、修学旅行生なども行きかうメーン地区。今年開設した若松での新しい「しごと&宿泊」スポットでした。
【会津や福島の酒が勢ぞろい】
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