ヤフー株式会社の社員による福島県テレワーク体験記【第13回 会津(西会津町、喜多方市、会津若松市) 令和5年3月】
歴史のある会津で、時代をタイムスリップした感覚に |
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■歴史ある宿場町の街なかで■
会津の西会津町・野沢地区でテレワーク。
野沢地区は、江戸時代に整備された越後街道の三大宿場町の一つ「野沢宿」で栄えた場所。
宿場町の趣きを残す商店街に、「にぎわい番所ぷらっと」があります。
2022年4月にオープン。空き店舗を改装した、まちなか拠点の役割もありそう。
一階の真ん中に大きなテーブルがあり、地元の人が打ち合わせでも使える設計。
「デジタルよろず相談」の看板があり、地元の人が、携帯電話の操作方法の相談にきていました。
二階もあり、静かに仕事したい人はこちらの「テレワークスペース」へ。
6席あります。
スタッフが常駐していて、曜日により、移住などの相談も受け付けているようです。
移住資料に加え、ハローワーク求人票など仕事情報もありました。
外を歩くと、当時の宿場町を思い起こす看板や光景に出会います。
【昔の宿場町(野澤宿)に関する看板たち】
周辺には、古民家を改装したレストランや歴史を学べる資料館、酒蔵もあり、ぶらぶら散歩も楽しい地区です。
■NPOが運営、大人と学生の学びの場■
蔵とラーメンの街・喜多方。
喜多方駅近くの建物に、黄色で「かけはしスペース」と目立つ看板があります。
NPO法人かけはしが運営するコワーキングスペースが、二階にあります。
以前は別の場所で運営していたようですが、1年前から今の場所に移転。NPO事務所が併設されています。
結構、広いスペース。
長テーブルが真ん中に2組。左右の壁側に一人用の机が並んでいます。
午後は、特に地元の学生が多いようです。
ゆったりソファでくつろぐ人も多いことでしょう。
奥側には、キッチンスペースもありました。
NPO法人は、全ての人が主体的に学ぶことができる機会と環境を提供することを目的として活動していて、四季ごとのキャンプや学習塾、創業支援などを実施しています。
地域内外の人が集う場の機能も果たしているようです。
駐車場は、少し離れていてわかりにくいので、車の場合は、一度現地で場所を確認してから駐車しましょう。
■レトロな歴史的建造物でテンションUP!!■
県内テレワーク施設の中で、レトロ感を最も味わえる場所(?!)といえばこちら。
外観に、びっくり…
「おー!」と声をあげたくなる入口です。
ここは、会津若松の中心市街地にある施設。
昭和11年築の、市歴史的景観指定建造物を、テレワーク施設に改築しました。もともとは医院でした。
玄関は、まさに医院の待合室の趣きが…
チラシがかなり充実しています。県内髄一かもしれません。
ウエブで見られないような、ローカル情報がつまった小冊子もあります。
会津若松や周辺の情報をかなり効率的に収集できそうです。
一階のテレワークスペースはこちら。
長く座っても疲れないイスが用意されています。
施設の正式名称は、「会津若松市定住コネクトスペース」。
曜日によっては、移住相談員もいて、移住相談も受け付けているそうです。
隣の部屋には「交流スペース」があります。
会議室として活用でき、また講座やワークショップなど団体利用を想定しています。
二階は行けませんでしたが、シェアオフィスになっています。
企業の貸し事務所になっているようです。
歴史のある会津で、時代をタイムスリップした感覚になって、集中して仕事に取り組めました。
<今回紹介した施設>
にぎわい番所ぷらっと(西会津町)
住所:福島県耶麻郡西会津町野沢字原町乙2230番地ロ
料金:無料
https://www.town.nishiaizu.fukushima.jp/soshiki/6/12121.html
かけはしスペース(喜多方市)
住所:福島県喜多方市寺田4905番地21
料金:無料
https://kakehashi-kitakata.com/space/
会津若松市定住コネクトスペース
住所:会津若松市中町1-20
料金:3時間500円