ヤフー株式会社の社員による福島県テレワーク体験記【第12回 浜通り(浪江町、楢葉町) 令和4年12月、令和5年2月】
JR浪江駅。 原発事故の影響で不通だった常磐線が、2020年3月に全線開通して3年。 |
---|
■これから発展する駅前で■
電車の音が聞こえる駅の真ん前に、
「ナミエシンカ」というテレワーク施設があります。
あのアウトドアメーカー「スノーピークス」社製でデザインは隈研吾氏という、すごい建物。
大きなスペースではないが、木の素材を活かした造りで、集中して仕事に取り組めます。
ソロワーク向けとチームワーク向けの建物に分かれています。
4棟の建物があり、真ん中ではイベントもできる仕様。
トイレは施設内にはなく、道路を挟んだ向かいの「浜通り地域デザインセンターなみえ」が利用可能。
ここは、大手企業や大学などとの共同運営で、地元住民も集う場所で、シンカとは違った層の人との情報交換も楽しい。
浪江町は、8割がいまだ帰還困難区域だが、浪江駅西側には最先端の研究教育拠点ができる予定。
駅周辺はどんどん発展する予感。
夜に食べられる飲食店も増えていて、今後が楽しみな街です。
楢葉町の「道の駅ならは」は、震災後は長期休館し、2019年まで双葉警察署の臨時庁舎として活用されていました。 いまは道の駅の営業が再開され、2階にテレワークスペース「ならはsalon」ができました。 |
---|
■浜通りの穴場スペース■
フリーWi-Fiやコンセントがあり、隣と仕切られた区画で、仕事ができます。
会議をしたい場合は、個室スペースを利用します。
受付で登録をしてから、利用するスタイルです。
ここのおすすめは「温泉施設」!
道の駅の別名が「Jヴィレッジ湯遊ならは」というくらい、温泉施設がウリ。
21時まで利用ができるので、仕事終わりのお風呂はサイコーです。
フードコートでの食事も、20時まで可能です。
3月から、車中泊専用の駐車スペース「RVパーク」がスタート。
車中泊をしながらのテレワークも楽しめます。
<今回紹介した施設>
ナミエシンカ
住所:福島県双葉郡浪江町大字権現堂字一丁田3-8
料金:無料(登録制)
ならはsalon
住所:福島県双葉郡楢葉町山田岡大堤入22-1 道の駅ならは2階
料金:無料