ヤフー株式会社の社員による福島県テレワーク体験記【第10回 浜通り(双葉町、いわき市) 令和3年11月4日、11月17日】
福島第一原発から北に約5キロ。 |
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■福島第一原発に(おそらく)最も近いコワーキング施設■
目の前の広い敷地は福島県復興祈念公園の予定地で、2025年度に完成とのこと。隣には「東日本大震災・原子力災害伝承館」があり、多くの学生が、社会科見学や修学旅行で訪れていました。いつも若い人でにぎわっています。
【福島県復興祈念公園・予定地】
また南側を見渡すと、この公園と先にある福島第一原発の間には、広大な中間貯蔵施設の敷地が広がります。被災地の「最前線」を実感できる場所にもなっています。
双葉町産業交流センターには多くの企業が入居していますが、その2階にテレワーク施設があります。
【双葉町産業交流センター(通称F-BICC)の外観】
2階フロアの奥にある「FUTABA POINT」の入口です。
全景はこちら。個別スペースが多くあり、正面奥にみえるのが、気密性の高い会議向けの「防音ブース」です。
自分もこの場所からネット会議を行いました。窓の外の周辺状況を映しながら、「福島のいま」の一端を伝えました。
【広々とした空間。奥には防音ブースもあり。】
6町村のマスコットが入口でお出迎え。
オープンスペース利用で、1時間200円。土日もやっています。
双葉郡の周辺地図があります。なかなか双葉郡の原発周辺地域で、どこにいけるのか、どこに見どころがあるのか、わかりづらいもの。周辺で足をのばしたい場所や施設が紹介されています。
出前がとれます。「ペンギン」という店は、かつて双葉駅前にあった町民には有名な店です。建物1階に復活出店しています。その「双葉の味」が楽しめます。
「FUTABA POINT」と同じフロア(2階)の「レストラン エフ」。
「ふたば丼」が「空」「陸」と2種類食べられ、にぎわっています。
この日は、JA全農福島のブランド豚「麓山高原豚(はやまこうげんとん)」の豚丼をおいしくいただきました。
中通りや会津で楽しめる温泉ワーケーションとは楽しみ方が異なりますが、特に原発周辺地域の浜通りは、「福島のいま」の見学など社会性を感じながらテレワークができます。
非常に意義深い働き方になりますので、ぜひお試しください。
■いわき駅徒歩1分にオープン!■
双葉町から南に50キロ。浜通りの玄関口・いわき駅に2021年10月、「いわき産業創造館 シェアオフィス」がオープンしました。早速訪れました。
なんといってもおすすめポイントは、浜通りの交通の要所・いわき駅から徒歩わずか1分!駅からデッキでつながった駅前ビル「ラトブ」の6階にあります。
オープンカウンタースペースからは、開放的な外を見ながらのテレワークが、気持ちいい。
特急いわきや高速バスなどの人が立ち寄るいわき駅。待ち時間など合間の仕事にも最適です。
集中できる個室ブースもあります。
コワーキングの全体図がこちら。
手前の窓口で利用申請の必要がありますが、1日550円で一日単位から利用できます。
駅周辺には飲食店やホテルも多く、浜通りを訪れたときは利用価値が高そうです。
<今回紹介した施設のリンクはこちら>