選定ふくしまの水文化
選定 ふくしまの水文化~見つめ直そう“ふくしまの水文化”~
“水文化”とは、「人々が水を上手に活用し、また、水を制する中で生み出されてきた有形・無形の文化や伝統」です。
具体的には、水にかかわる祭事や信仰、水車や堰などの歴史的施設や工法、水を活用した伝統工芸などがあります。
1.選定の趣旨
古くから水は地域と密接なかかわりを持っており、各地域が持つ水とのかかわりは、長い歳月の中で「水文化」を醸成してきました。地域と水文化のかかわりは地域独自のものであることから、「水文化」は、その地域が持つ自然環境や社会条件を端的に映し出す“鏡”といわれています。また、長い年月の中で磨き抜かれた“生活の知恵”を内蔵しています。
このような地域に伝わる水文化の持つ高い価値に改めて着目し、人と水のつながりを再認識することで、水資源や水環境の保全に関する理解を深め、水を大切に使う意識の醸成を図るとともに、水を介した魅力ある地域づくりを進める一助とするため、“ふくしまの水文化”を選定しました。
2.選定の方法
平成22年6月から平成22年9月末までに、応募のあった地域の水文化について、有識者で構成する「ふくしまの水文化懇談会」の専門的な見地からの検討結果を踏まえて選定しました。
3.選定の考え方
各地域の水文化を再発見することが目的の一つであることから、応募のあった中から、水文化の定義や選定対象に合致しているものを「ふくしまの水文化」として選定しました。
さらに、選定した水文化の中から、特に価値の高いものを「特に後世に伝えたいふくしまの水文化」として選定しました。
「ふくしまの水文化」一覧(198件)は こちら(PDF 148KB)
「特に後生に伝えたいふくしまの水文化」一覧(61件)は こちら(PDF 168KB)
「選定 ふくしまの水文化」(全文)は こちら(PDF 632KB)
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長井坂円形分水装置(大玉村)
上川崎の手漉き和紙(二本松市)