会津天宝醸造株式会社
代表取締役社長にインタビュー
会社概要について教えてください。
1871年創業の当社は、もともと味噌・醤油醸造業を営んでいましたが、昭和30年代に地物野菜を使って作る漬物分野に進出しました。15年ほど前からは甘酒や糀を使った商品を製造し、現在は発酵技術を生かした高付加価値の食品の開発に力を入れています。
どのような付加価値をつけているのですか?
健康の持続や向上という価値です。しかしいくら健康に良くても、食べにくければ売れません。例えば抗酸化・抗菌作用が高いと言われるニンニクですが、その臭いは20時間以上持続するので食べるのを控える人も。そこで当社では3~4時間で臭いが消える処理法を開発しました。
ニンニクと味噌造り。一見関係がないような気がしますが…?
臭いを抑えたニンニクのエキスは、実は醤油製造装置を活用して作ります。当社には研究室や総合企画部もありますので、そこで「美味しく・健康に良く・手に入りやすい価格帯の」食の開発に取り組んでおり、味噌造りで培った発酵技術がそのベースになっています。
最近の取り組みについて教えてください。
近年は食育に力を入れており、会津若松ザベリオ学園こども園での味噌仕込み教室や郡山女子大附属高校生との味噌を使ったレシピ開発などを行いました。どちらも大変好評で今後も継続していきたいと思っています。
先輩社員にインタビュー
この仕事を選んだ理由を教えてください。
高校では食品加工科に所属していました。もともと食べることや料理が好きで、いろいろな食品作りに挑戦したいと思って入社しました。食品製造をいちから学ぶことができて面白く、毎日が楽しく自分にあった仕事だと思っています。地元の有名企業でもあるので、家族や親戚が喜んでくれているのも嬉しいです。
勤務時間帯を教えてください。
定時は8:10~17:00です。繁忙期は早出出勤もあり味噌生産が5:00、他部門は7:00、残業は遅くとも20:00まで。早出・残業には時間外手当がつきます。お盆・GW・正月などの繁忙期以外はほとんど定時で帰ることができます。
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