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点字広報ふくしま第318号

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年9月27日更新

目の不自由な方(かた)に対して、県政の主要施策の解説や県政の動きなどを紹介しています。

編集・発行 福島県広報課

福島県点字図書館(外部リンク)

結婚・出産・子育て一人一人の希望に寄り添い、応援します!

 県では、「出会い・結婚」から「妊娠・出産」、「子育て」に関する県民の皆さまの希望をかなえるため、市町村や企業などと連携し、各ライフステージに応じた切れ目のない支援に取り組んでいます。​

はぴ福なび 登録者募集中!​

 「はぴ福なび」は、県が結婚を希望する方を応援するために導入したオンライン型の紹介システムです。インターネット環境とメールが利用できるスマートフォンをお持ちであればどなたでも利用でき、AIによるマッチングであなたの希望条件に合う方を紹介します。
 登録料の助成を行っている市町村もありますので、ぜひご登録ください。

結婚世話やき人 相談者募集中!​

 「婚活の悩みを相談したい」、「誰かにお相手を紹介してもらいたい」などお気軽にご相談ください。登録・相談は無料です。世話やき人になりたい方も募集中です。​

若手社員の出会いの場づくりを応援します​

 県内企業や団体が行う、独身社員などが参加する「婚活イベント」、「交流活動」にかかる費用を補助します。補助額や応募方法など詳しくは県こども・青少年政策課のホームページをご覧ください。​

申し込み受け付け中の婚活イベントはこちら

 ふくしま結婚・子育て応援センターでは、センターや市町村、民間企業などが主催するイベントの情報を掲載しています。

結婚新生活支援事業

 福島県内の48市町村では、新婚世帯を対象に、結婚に伴う新生活のスタートアップにかかる費用(家賃、引越費用など)の支援を行っています。各市町村の支援情報は県こども・青少年政策課のホームページをご覧ください。

 共働き・共育ての推進

 共働き・共育ての推進に向け「見えない家事」をテーマとした動画を県公式YouTubeで公開しています。
 家事や育児はずっと続くもの。これからの家事・育児について、ご家族で一緒に考えてみませんか。

ふくしま性と健康の相談センター

 男女ともに性や健康に関するさまざまな悩みに対応するほか、若い世代が将来のライフプランを考えて、日々の生活や健康管理に取り組むことができるよう健康教育やセミナーを実施しています。相談は電話、メールのほかLINEでも受け付けています。

 【相談先】ふくしま性と健康の相談センター
      電話070-4209-0972(月曜日~土曜日 正午~午後7時)​

産前・産後のお悩みはこちら​

 福島県助産師会と連携し、子育てサロンや産前・産後の家庭訪問、母乳育児支援を実施しています。
 また、「ふくしまの赤ちゃん電話健康相談」では、妊娠中や子育てのことなど、電話やLINEでさまざまな悩みに応じています。ぜひ、お気軽にご利用ください。​

【相談先】ふくしまの赤ちゃん電話健康相談
     電話0120-80-2051
    (月曜日~金曜日 午前9時30分~午後4時30分) ※祝休日を除く

不妊治療などを支援しています

 「保険適用外の不妊治療」や「不妊症の検査」、「不育症の治療費」の一部を助成しています。
 また、不妊や不育症に関するさまざまな悩みについては保健福祉事務所などで受け付けていますので、遠慮なくご相談ください。

ふくしま育パパセミナー開講中

 これから赤ちゃんが生まれるご家族や子育て中のご家族を対象としたセミナーを開催しています。
 会場には託児コーナーも設けていますので、小さなお子さま連れの方も安心してご参加ください。

遠方出産にかかる費用を補助します

 ご自身の住所地などから、遠方で出産する必要がある妊婦の方と、その同行者へ宿泊費などを助成する取り組みが始まります。
 開始時期や助成金の有無、助成内容などは市町村によって異なりますので、詳しくはお住まいの市町村にお問い合わせください。

子育て応援パスポート「ファミたんカード」

 市町村や事業者と連携し、子育て応援パスポート(ファミたんカード)事業を実施しています。
 協賛店で提示すると、割引などのサービスを受けることができる、妊婦さんと子育て世帯が対象のカードです。県外でも利用が可能です。

子どもの医療費が無料です

 子どもたちが安心して医療を受けられるように、平成24年10月から18歳以下の医療費を無料化しています。手続きなど詳しくはお住まいの市町村にお問い合わせください。

福島県こども救急電話相談

 夜間や休日に、急に子どもの具合が悪くなった場合に、家庭での対処方法などについて、電話で医師や看護師などに相談ができます。必要があれば受診可能な医療機関を案内しています。

 電  話 #8000または024-521-3790
    (毎日 午後7時から翌朝の8時まで)

屋内遊び場でのびのび遊ぼう​

 屋内遊び場は、施設によってさまざまな遊具やおもちゃが用意されており、子どもの好奇心や体力をのびのびと育てることができます。子どもたちはもちろん、保護者の交流の場にもなる子育て家庭にはうれしい施設です。
 県内には約90もの屋内遊び場が設置されています。

保育環境をより魅力的に

 令和6年3月に、子どもの育ちを促す「遊び」の重要性や効果を取りまとめた「ふくしますくすくスケール」を作成しました。
 今年度は、このスケールを活用し、「遊び方」をテーマに、保育士などを対象とした事例発表会やワークショップを開催します。専門家からの助言や周辺施設との意見交換を通し、遊びを通じた保育環境の改善を図ることで、県内の保育の質の向上を目指します。

すくすくひろば

 「すくすくひろば」は、県が運営する子育て応援ポータルサイトです。
 市町村別の子育て制度や、幼稚園・認定こども園の情報、ファミたんカード協賛店を含む子育てにやさしいお店・施設の情報などをまとめて掲載しています。

インタビュー

ママたちの心に余裕ができる場所でありたい

 会津若松市で子育てされている方などを対象に月に一度「ママカフェ結(むすび)」を開催し、子育てに関する情報交換や親子の交流の場などを設けている成田さんにお話を伺いました。

活動を始めたきっかけを教えてください。​

 私が、自分の家以外にもママたちとゆったり話せる場所が欲しかったんです。でもいざ集まろうとすると、子連れでお出かけをするには準備が大変で。
 それならば「自分たちで場所を借り、お茶を用意して話せる場を作ろう。子どもたちにも周りを気にせず思う存分遊んでもらおう」と思ったことがきっかけです。

現在は、月に1度開催されているとのことですが、どのような活動をされていますか?

 私たちも子育てをしながらママカフェの運営をしているので、無理のない範囲で活動したいという思いから、特に活動内容を細かくは決めていません。お子さんによって生活リズムもさまざまなので、出入りも自由です。
 子どもたちには、おもちゃを準備して、周りの大人が見守りながら自由に遊んでもらっています。ママたちには、のんびり飲み物を飲みながら、子育ての情報交換や悩みの共有など自由に過ごしてもらっています。
 帰るころには、ママたちが笑顔になり、少しでも心に余裕ができていればいいなという思いで活動しています。

今後の活動に関して、抱負や目標があれば教えてください。

 ママだけでなく、妊婦さん、これから子どもを持ちたいと考えていらっしゃる方、子育て支援をされている方などにも参加いただき、みんなで子育てなどの悩みを共有することで、「悩んでいるのは自分だけではないのだな」と心を軽くして帰ってもらいたいですし、悩んでいる方にも届くように活動を続けていきたいです​。

 

<わかる県政>猪苗代湖の利用ルールを守りましょう!

河川法に基づく船舶の航行ルール

 猪苗代湖において、動力船、非動力船の航行区域と航行禁止区域が河川法により指定され、7月1日から施行されました。猪苗代湖を安全に利用していただくため、ルールをお守りください。
 また、違反した場合には、30万円以下の罰金が科せられます。

自主ルール

 河川法に基づく航行区域の規制に加え、それぞれの浜では、自主的に定めている詳細な利用ルール(罰則はありません)も設定されています。

航行区域、航行禁止区域および自主ルールの確認方法

 河川計画課ホームページや各浜に設置した看板、猪苗代湖周辺のマリーナやレンタルショップなどにあるポスターやチラシ、ルールブックをご確認ください。
 また、猪苗代湖の水面上に区域の目印となるブイ(浮標)を設置していますので、ご確認の上、航行してください。

【問い合わせ】県庁河川計画課 (024-521-7482)

 

情報ボックス

エシカル消費で家庭ごみを減らそう!

 「エシカル消費」という言葉をご存じですか?
 「エシカル (ethical)」=倫理的という意味で、エシカル消費とは、人や社会、環境に配慮した消費行動のことをいいます。例えば、商品を手前から取る「てまえどり」で、無駄なく食べきることや、家庭で余った食品をフードバンクに寄付する活動もエシカル消費の一つです。
 福島県は、令和4年度の1人1日当たりのごみ排出量(1,021g)が全国ワースト1位。エシカル消費を実践し、家庭ごみを減らしましょう!

問い合わせ先 県庁消費生活課 ( 024(521)7736​)

令和6年度福島県住宅用太陽光発電設備等補助金の募集

 再生可能エネルギーの普及を推進するため、太陽光発電設備等を導入する際の補助を実施しています。福島県住宅用太陽光発電設備等導入支援補助金は1kW あたり4万円で最大16万円(4kW分まで)、福島県自家消費型住宅用太陽光発電設備モデル事業補助金は1kW あたり7万円で最大42万円(6kW分まで)まで申請できます。
 蓄電池とV2Hも補助対象です。
 詳しくは、福島県再生可能エネルギー推進センターまでお問い合わせください。

■募集期間
 福島県住宅用太陽光発電設備等導入支援補助金
  5月31日~令和7年3月14日まで
 福島県自家消費型住宅用太陽光発電設備モデル事業補助金
  5月28日~令和7年2月7日まで

問い合わせ先
 一般社団法人福島県再生可能エネルギー推進センター (024-526-0070)
 県庁エネルギー課 (024-521-8417)

風しんの抗体検査・予防接種を受けましょう

 風しんは、成人がかかると症状が重くなることがあります。また、妊娠初期の妊婦さんが感染すると生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓に障害が起きることがあります。
 市町村では、過去に公的な予防接種を受ける機会が無かった方を対象に、原則無料で風しんの抗体検査と予防接種を受けられるクーポン券をお送りしています。無料で受けることができるのは今年度が最後です。まだ受けていない方はご自身とご家族を風しんから守るために、この機会に抗体検査と予防接種を受けましょう。

■対象者 昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性
◆問い合わせ先 お住まいの市町村予防接種担当課へお問い合わせください。

「見えづらさの相談会」(南相馬市)

 病気やケガによる見えづらさで、日常生活に困りごとがある方やそのご家族などを対象にした相談会です。眼科医による医療相談、福祉制度や職業教育の相談、便利な機器や福祉用具の展示・体験、盲導犬や白杖の体験歩行などを受けることができますので、お気軽にご参加下さい。
 なお、今年度の見えづらさの相談会は、10月に南相馬市で開催後は、11月にいわき市、12月に伊達市で開催予定です。詳細につきましては、県障がい者総合福祉センターホームページをご覧いただくか、下記までお問い合わせ下さい。

■日時10月22日(火)午前10時~正午
■場所:サンライフ南相馬(南相馬市原町区小川町322-1)
■視覚申込方法:医療相談の希望者は、お住まいの市町村身体障がい福祉担当課に要申し込み。医療相談を希望しない方は申し込み不要です。
■参 加 料無料
◆問い合わせ先 福島県障がい者総合福祉センター
        身体障がい者福祉課 (024(521)2824

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点字図書館だより

1. 「iPhone講習会」を開催します

 Appleの提供する『VoiceOver』という画面読み上げ機能を使ったスマートフォン(iPhone)の講習会を開催します。
 今回は、井上直也先生に1問1答式で教えてもらいます。
 デイジー図書を聞く「ボイスオブデイジー」の実演もします。
 2025年3月には、プレクストークリンクポケットで、サピエ図書館から直接ダウンロードができなくなりますので、この機会にスマホでの読書はいかがでしょうか。

■日 時 10月22日(火)午後1時半~午後3時半
■会 場 県点字図書館 閲覧室
■講 師 視覚障害者のデジタルロービジョンケアを支援するMDS iサポート代表 井上 直也 氏
■内 容 1問1答の例
・ボイスオブデイジーの操作について
・文字入力について
・視覚障がい者にとって便利なアプリについて
■参加費  無料
■定 員  10名 
■申込方法 電話で当館へお申し込みください(先着順)
■申込期限 10月15日(火)

2. 「視覚障がいを知る地域交流会」の開催について

 喜多方市で地域交流会(移動点字図書館)を開催します。
 喜多方市にお住まいの方はもちろん、近隣市町村の方もご参加ください。

■日 時 11月10日(日)午後1時~午後3時
■会 場 アイデミきたかた会議室(喜多方市字稲清水2333-1)
■内 容 
・「障がい者福祉サービス」について(喜多方市社会福祉課) 
・県点字図書館の事業紹介 
・県視覚障がい者生活支援センターの事業紹介
・福祉機器・用具の展示(株式会社小原)
・身近な便利グッズの販売(一般社団法人福島県視覚障がい者協力会)
・視覚障がい者生活個別相談
■参加費  無料
■申込方法 電話で当館へお申し込みください
■申込期限 10月29日(火)

3.点字図書差し上げます

 当館の図書整理のため、点字図書を先着順で差し上げます。図書はバインダーから外し、ひもでとじた状態で発送します。ご希望の方は、貸出担当までご連絡ください。

●モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ 全3巻 宮崎智之 著
 スーツ姿にリュックで出社する、恋人を「相方」と呼ぶ、休日に仕事メールを送ってくる…。古い常識と新しい常識が入り混じる時代の「ふつう」とは? 生活で抱える違和感について語る。
●おじさん取扱説明書 元銀座No.1ホステスが教える 全3巻鈴木 セリーナ 著 
 仕事がデキる一流おじさんを味方につけ、人生の荒波を乗り切ろう。元銀座No.1ホステスが、彼らを上手に扱いながら、ビジネスで困ったときに助けてもらい、プライベートでも便宜をはかってもらうためのノウハウを教える。
●君たちの日本国憲法 全3巻 池上彰 著
 憲法の成り立ちや特徴は?どれほど私たちと密接なの?意外と知らない日本国憲法の基礎知識を、事例を交えて丁寧に解説。コラムや日本国憲法全文も収録。

◆県点字図書館 024(531)4950

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みんなの広場

第23回全国障害者スポーツ大会グランドソフトボール競技北海道東北大会に参加して
福祉協会 後藤 正彦

 去る、5月25日・26日の両日にわたり、岩手県盛岡市において、標記のグランドソフトボール競技北海道東北大会が開催され、本協会の野球部が参加しました。本協会野球部は、昨年は本大会で優勝し、鹿児島県で開催された特別全国障害者スポーツ大会へ出場を果たしたこともあり、士気も高く連覇に向け大会に臨みました。
 試合は、準決勝で青森県チームと対戦し、ピッチャー、打撃陣共に好調で7対0の完封勝利でした。
 次に決勝戦に臨み、対戦相手は岩手県チームとなりました。一進一退の好ゲームで0対0が続く投手戦となりました。そこで突然、アクシデントが起きました。ピッチャーのボールがホームベースでイレギュラーバウンドしキャッチャーの顔面に当たり、選手交代となりました。するとピッチャーが突如崩れ、フォアボールを連続で出しタイムリーを打たれ、0対4で負けてしまいました。私自身この試合を通じ、勝負の「流れ」の怖さを改めて痛感するものとなりました。
 残念ながら、2年連続の全国大会出場を逃し、チーム全員が悔し涙を流す結果となりましたが、来年に向け新たな決意を胸に盛岡の地を後にしました。

協力会だより

日常生活用品(用具)の相談・あっせん                                               

 本会では、視覚障がい者の日常生活自立支援のため、日常生活用品(用具)の入手などについての相談・あっせんを行っています。
 必要な用品(用具)がありましたら、事務局までご相談ください。
 視覚に障がいのない方でも使える便利商品などがたくさんそろっています。 
 商品は日本点字図書館わくわく用具ショップから直接購入することもできますが、皆さまからの希望により、本会から商品をお届けする際には、わくわく用具ショップ価格に商品取り寄せ手数料相当分を上乗せさせていただいています。

【新商品のご紹介】

〇 GRUS音声見守り温湿度計  
・価  格 5,220円(日点価格(税込)4,950円)

・商品説明 本体正面の右下のボタンを押すだけで現在の環境レベル、改善対策、温度、湿度を音声と光でお知ら​せしてくれる便利でシンプルな操作の温湿度計です。温度や湿度が危険な状態になると、自動的に教えてくれる「みまもり機能」がついています。熱中症や季節性インフルエンザ対策にもお使いいただけます。

〇 音声マルチリモコン しゃべりも 
・価  格 7,330円(日点価格(税込)6,980円)
・商品説明 1台で赤外線リモコンを使用するテレビ、エアコン、照明器具、扇風機4種の家電を音声で操作できる音 声マルチリモコンです。音声のみで操作できるので、毎回リモコンを探したり、リモコンに触るために料理中や掃除中にいちいち手を洗ったりする煩わしさがなくなります。

〇 らくチン!レンジ鍋レコポブラック
・価  格 1,040円(日点価格(税込)990円)
・商品説明 レンジで手軽に調理が出来るコンパクトサイズの お鍋です。素材はポリプロピレンでレンジから取り出す際に熱くなりにくいです。調理してそのまま食卓に並べる事が出来るので洗い物も減り、手間が少なくなります。鍋、ラーメン、炊き込みごはんなど、これ一つで調理出来ます。簡単レシピ付き、色はブラックです。

◆県視覚障がい者協力会 (024(533)4085(FAX兼用)

生活支援センターだより

展示品に「よむべえスマイル」を追加​

 支援センターの機器展示品の中に、「よむべえスマイル」が新たに追加になりました。興味のある方は、ぜひ、ご来館いただき体験してください。(以下の説明文は、「よむべえスマイル」のパンフレットからの抜粋です。)​
「よむべえスマイル」は、株式会社アメディアから販売されている機器です。
 視覚障がい者用拡大読書機として日常生活用具の対象となっており、福島市を始め多くの自治体で1割の自己負担で購入が可能です。
 特徴としては、点字用紙に印刷された点字(日本語)を音声で読み上げるとともに、印刷された活字(墨字)を別売りのディスプレーに接続して使用すると、画面上に拡大表示ができ、最大約40倍の拡大が可能です。
 また、DVDや音楽CD、デイジー図書の再生もできます。但し、DVDの再生には、別売りのディスプレーへの接続が必要となります。
 「よむべえスマイル」の活用で考えられる主な用途としては、郵便物の内容確認(差出人の確認などを含む)、通帳の内容(残高など)の確認、活字図書を使用しての読書、CDやDVDの内容を自動的に判別、書籍100冊以上の文書の保存や整理、読み取った内容を音声ファイルやテキストファイルに変換し、USBメモリーで持ち運びが可能になるなどです。​

◆県視覚障がい者生活支援センター 電話024(535)5275

 

福祉協会だより

ICT教室・ICT訪問指導について

 福祉協会が受託している福島県視覚障がい者生活支援センター事業の中に、令和6年度から新規事業として、視覚障がいに特化した「ICT教室事業」が加わりました。この「ICT教室事業」は全国各地で行われ始めており、福島県としても今年度スタートを切りました。
 この事業の目的は何点かありますが、1点目は、県内にお住まいの視覚障がいのある方々に、パソコンやタブレット、スマートフォンなどのICT機器の活用法を習得していただき、情報障がいの壁を低くして生活の質の向上を図る事です。
 2点目は、地域にお住まいの視覚障がい者を直接支えているボランティアの皆さま、とりわけパソコンボランティアの皆さまに、視覚障がい者が使用しやすいパソコンやタブレット、スマートフォンなどのICT機器の使用方法を学んでいただき、それを地域にお住まいの視覚障がいのある方々に伝えていただく事です。福祉協会の我々だけでは、広い福島県全域をカバーする事は出来ません。視覚障がいのある方々にとっても、自分の身近にICT機器の使用法を少しでも知っているボランティアがいると大変心強いものです。
 さて、この「ICT教室」事業を受けて、今年度も昨年度に引き続き、県内にお住まいの視覚障がいをお持ちの方々を対象にし、「ICT訪問指導」を行っています。更に今年度は、県内で3カ所程度、数名の視覚障がいのある方々に、あるいはパソコンボランティアの方々に集まっていただき「ICT移動教室」を行いたいとも考えています。ぜひ、この機会にICT機器の使用法を学んでみませんか。詳しくは、県視覚障がい者福祉協会にお問い合わせください。​

◆県視覚障がい者福祉協会 電話024(535)5275