点字広報ふくしま第302号
<県政の窓> 福島の今を発信! 東京2020
東京2020オリンピック・パラリンピックでは、福島県からスタートした聖火リレーをはじめ、県営あづま球場で開催された野球・ソフトボール競技など、さまざまな場面で「福島の今」を世界に発信しました。
1 Jヴィレッジから聖火リレーがスタート!
オリンピック聖火リレーは、2021年3月25日(木曜日)に「ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジ」をグランドスタートし、3月27日(土曜日)までの3日間、59市町村ゆかりのランナーたちが県内26市町村を走行しました。
2 福島県で製造された水素を使用
新国立競技場の聖火台や大会車両、オリンピック聖火リレーのトーチの一部に、浪江町の「福島水素エネルギー研究フィールド」等で製造された水素が燃料として使用されました。
3 県営あづま球場でオリンピック野球・ソフトボール競技開催!
東京2020オリンピック全競技のトップを飾る試合として、ソフトボール競技6試合、野球競技1試合が県営あづま球場で開催されました。始球式では県内の中学生たちが登場し、大役を務めました。
福島の地での試合を勝ち抜いた日本代表の両チームは、決勝戦で強豪アメリカに勝利し、見事金メダルを獲得しました。
■ソフトボール競技始球式に登場した2人からのコメント
投手 桑原 真愛(くわばら まな)さん いわき市立平第三中学校3年生
捕手 宮田 妃乃(みやた ひめの)さん いわき市立泉中学校3年生
緊張と不安でドキドキしました。将来こういう大きな舞台に立てる選手になれるように努力していきたいです!
■野球競技始球式に登場した2人からのコメント
投手 寳 佑真(たから ゆうま)さん 相馬市立中村第一中学校3年生
捕手 小泉 直大(こいずみ なお)さん 新地町立尚英中学校3年生
この始球式は一生の思い出になりました! 福島の良いところ、復興したところを少しでも世界に広められたと思います。
4 パラリンピック聖火フェスティバル
2021年8月12日(木曜日)から8月15日(日曜日)にかけて、「パラリンピック聖火フェスティバル」が開催されました。県内全59市町村が起こした種火を集め、「福島県の火」を作りました。
5 復興のさらなる加速化に向けて
今後、都市ボランティアの活動機会の創出、あづま球場やJヴィレッジを活用したスポーツによる交流人口の拡大、ホストタウンを契機とした継続的な国際交流などの取り組みを関係団体等と連携しながら進め、復興のさらなる加速化につなげていきます。
6 大活躍!福島県ゆかりの選手たち
東京2020大会では、福島県ゆかりの選手たちが大活躍し、県民に勇気と元気、そして感動を与えてくれました。
(1)銀メダル獲得 パラリンピック男子車いすバスケットボール
豊島 英(とよしま あきら)選手(いわき市出身) (株)WOWOW所属
豊島選手は3大会連続でのパラリンピック出場。主将として出場した今大会で、念願のメダルを獲得。歴史的な快挙を成し遂げました。
■豊島選手からのコメント
福島県の皆さまの喜んでいる表情を想像すると、私まで嬉しく笑顔になれます。
たくさん応援していただきありがとうございました。
(2)銅メダル獲得 オリンピックバドミントン混合ダブルス
東野 有紗(ひがしの ありさ)選手(富岡高校卒) 日本ユニシス(株)所属
渡辺 勇大(わたなべ ゆうた)選手(富岡高校卒) 日本ユニシス(株)所属
富岡第一中学校時代からペアを組んできた東野選手と渡辺選手。息の合ったプレーで、この種目で日本ペアとして初のメダルを獲得しました。
■東野選手からのコメント
県民皆さまの応援や支えが力になりました。ありがとうございました!
■渡辺選手からのコメント
県民の皆さまの応援はいつも励みになっています!まだまだ頑張ります!
(3)銅メダル獲得 パラリンピック車いすラグビー
橋本 勝也(はしもと かつや)選手(三春町出身) 三春町役場勤務
チーム最年少として夢の初舞台に臨んだ橋本選手は、5試合中2試合に出場し、計7トライを挙げる活躍で、チームの銅メダル獲得に貢献しました。
■橋本選手からのコメント
応援ありがとうございました。パリ大会では金メダルを獲得できるように頑張りますのでこれからも応援よろしくお願いします!
情報ボックス
新型コロナウイルス感染拡大防止の基本対策をお願いします
○一人ひとりが基本的な感染対策の徹底をお願いします。(マスク着用。手指消毒の徹底。こまめな換気など)
○症状がある場合は登校・出勤を控え、早めに受診してください。
・かかりつけ医や診療・検査医療機関にご相談ください。 ・ホームページ 発熱などの症状がある場合の相談・受診について https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045c/soudannzyusinncovid19iryoukikan.html |
○飲食時は、感染リスクに十分ご注意ください。
○旅行や帰省など、移動する時は、ご自身の体調管理や、移動先の感染情報把握などを含め、感染防止対策をお願いします。
○接種の順番を迎えられた際には、新型コロナワクチンの接種をお願いします。
ふくしま感染防止対策認定店をご利用ください
県では、現地調査で適切な新型コロナウイルス感染防止対策の実施が確認できた店舗を「ふくしま感染防止対策認定店」と認定し、オレンジ色の認定ステッカーを交付しています。県ホームページから認定店の一覧が確認できます。ぜひ、お店選びの際にご参考ください。
なお、飲食店の利用時には、食事中以外のマスク着用、入店時の手洗い・消毒、連絡先の情報提供など、基本的な感染対策の徹底にご協力ください。
◆問い合わせ先
県庁食品生活衛生課 電話番号 024(521)7245
ホームページ https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045e/shokuhin-sticker.html
オールふくしま食べて応援キャンペーン実施中
県では「ふくしま感染防止対策認定店」を対象としたお得なキャンペーンを実施しています。プレミアム付き電子食事券の利用期間は3月31日(木曜日)まで。
お得に食べて、地元のお店を応援しましょう!
参加店舗など詳しくは、特設サイトをご確認ください。
◆問い合わせ先
オールふくしま食べて応援キャンペーン事務局 電話番号 0570(041)067
ホームページ https://tabete-fukushima.com/user
第15回声楽アンサンブルコンテスト全国大会
2名から16名までの少人数編成の合唱団が「合唱王国ふくしま」に集結し、日本一を目指して美しいハーモニーを響かせます。
大会の様子はオンラインでも有料配信します。
全国トップレベルの美しい歌声をぜひお楽しみください。
■日時
3月18日(金曜日) 中学校部門
3月19日(土曜日) 高等学校部門
3月20日(日曜日) 小学校・ジュニア部門、一般部門
3月21日(月曜日・祝日) 各部門金賞受賞団体による本選
※全日10時開演です。
■場所
ふくしん夢の音楽堂(福島市入江町1-1)
※オンライン配信も実施します。
■申込方法
入場券、オンライン配信チケットについては、2月上旬(予定)に大会ホームページでお知らせします。
◆問い合わせ先
県庁文化振興課 電話番号 024(521)7154
ホームページ http://www.vocalensemble.fukushima.jp/
(令和4年1月27日時点の情報です。新型コロナウイルス感染症の影響で中止や延期となる場合があります。開催に関する最新情報はホームページ等でご確認ください。)
ファミたんカードが更新されます
県では1月中旬より新しいファミたんカードを保育所や学校などの施設を通して配布します。子どもが保育所などに在籍していない場合は、お住まいの市町村の窓口で申請してください。
協賛店でカードを提示すると、お店のご厚意で割引やプレゼントなど、さまざまなサービスを受けることができます。ぜひご利用ください。
■対象者
18歳に達して最初の3月31日を迎えるまでの子どもおよびその家族
◆問い合わせ先
県庁こども・青少年政策課 電話番号 024(521)7198
ホームページ https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21055a/famitan.html
県の情報をラジオで聴けます
県では、県の主な事業やお知らせなどをラジオで放送しています。ぜひお聴きください。
■番組名 ふくしまチャレンジ通信
放送局 ラジオ福島(rfc)
放送日 毎月最終火曜日
放送時間 午後0時30分~0時45分
■番組名 キビタンスマイル ~ひとつ、ひとつ、実現する ふくしま~
放送局 ふくしまFM
放送日 月曜日~金曜日
放送時間 午後5時30分~5時35分
◆問い合わせ先
県庁広報課 電話番号 024(521)7015
点字図書館だより
1.触って、話して、見て楽しむ美術鑑賞ワークショップ
「黒沼令さんの木彫を鑑賞する」
■日時
3月5日(土曜日)
第1回 午前10時30分~正午
第2回 午後2時~3時30分
■会場 福島県立美術館講義室・展示室(福島市森合字西養山1番地)
■講師 黒沼 令 氏(彫刻家) 県立美術館学芸員
■参加費 無料
■対象
高校生以上の視覚障がい者 各回5人程度
健常者(介助者含む) 各回5人程度
■内容
福島の若手作家を紹介する展覧会「福島アートアニュアル2022」に出品される、黒沼令さんの木彫作品がテーマです。作品に触れたり、作家ご本人のお話しを聞いたりしながら作品を鑑賞できます。
(午前、午後とも同じ内容です。どちらかの時間帯でご来場ください。)
■申込方法 当館にお電話でお申し込みください(先着順)
■申込期限 2月18日(金曜日)
2.サピエ図書館停止について
点字広報ふくしま第301号でもお知らせしましたが「サピエ図書館」を運営している全国視覚障害者情報提供施設協会より、メンテナンス業務のため「サピエサービス全面停止」の通知がありました。
■停止期間
3月7日(月曜日)午前3時から3月28日(月曜日)午前10時までの3週間
この期間は、図書の検索やコンテンツのダウンロード、オンラインリクエストも全て停止となります。
貸し出し業務については、当館が所蔵している図書の中からの貸し出しのみとなるため、大変ご不便をおかけいたします。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
また、旧ドコモ携帯電話向けのiモードで提供している「サピエモバイルポータルサイト」とらくらくホン専用のiモードアプリ「サピエモバイルデイジー」は、3月7日(月曜日)午前3時でサービス提供終了となります。
3.貸し出し担当からのお願い
点字図書・デイジー図書のご利用ありがとうございます。最近では、シミのついた図書や何かがこびりついた図書、ケースの中に食べ物の破片、髪の毛、ティッシュペーパーやゴミなどが一緒に入った状態で返却されることが大変増えています。全国の点字図書館からお借りして皆さまにお届けしているものもあります。汚損・破損・紛失の場合は、弁済していただくこともありますので、取り扱いには十分にお気を付けください。特に飲食したままの手で図書館資料に触れることはお止めください。手指をきれいにしてから読書を始めましょう。次の方が楽しみに待っています。みなさんが気持ち良く読書ができるよう、気配りをお願いします。
◆県点字図書館 電話番号 024(531)4950
みんなの広場
デイジーになった一冊
利用者 西田 かほる(喜多方市)
先日、ふとしたことで図書館に持ちこんだ本が、デイジー図書になりました。
『会津三十三観音巡り』。会津に古くから伝わる観音信仰が、御詠歌とともに紹介されているものです。
ガイドブックという前書きのもとに、図書の再生を始めてみると、印象は少し違うもので、まるで歴史ドラマのナレーションを聴いているようでした。ゆったりと、落ちつきのある声で、御詠歌のひとつひとつが読み上げられていきます。
後に続く紹介文は、その風景がありありと目に浮かんでくるような、ひとつの物語になっているのです。図書には、写真も添えられているのでしょう。
音訳者によるその説明が、見事に著者の文体に沿うようなもので、背景の山々の美しさや、お地蔵さまの表情などが、よく伝わってきました。
また、声には、恭(うやうや)しい響きもあり、図書のもつ雰囲気を、より高いものへと、引き上げていました。会津を訪ねてみたくなる、そんな一冊です。
わたくしは、霊場のひとつを預かるものとして、このたびの図書を大変ありがたく思います。
協力会だより
「県議会ふくしま声のたより」第66号発行
福島県議会では、定例会終了後に定例会での主な質疑、可決された主な議案、議会の動き、委員会の活動状況などをまとめた新聞広報「県議会ふくしま」を福島民報と福島民友に掲載しています。
協力会では、県議会事務局からの委託により、新聞広報と同じ内容で「県議会ふくしま声のたより」のCDを製作しています。
平成17年6月定例会を創刊号とし、今回で66号(9月定例会分)となりました。
このCDは、目の不自由な方や福祉事務所などの関係機関に無料でお届けしています。
また、CDの製作に当たっては、「福島県点友会」の皆さま方にご協力を頂いています。
これからも定例会終了後に毎回発行しますので、CDを希望される方は、協力会にお問い合わせください。
あなたの名刺にも点字印刷を!
協力会では、名刺に点字の印刷を行っています。
点字を印刷した名刺は、点字の丸いふくらみを通して、渡された方に温かな気持ちが伝わります。
新たにつくられる名刺に、点字を印刷してみませんか。
名刺への点字は、縦に5行、横に16文字以内であれば、所属名、職名、氏名、電話番号等を印刷することができます。
詳しくは、協力会事務局までお問い合わせください。
◆県視覚障がい者協力会 電話番号 024(533)4085(Fax兼用)
生活支援センターだより
当センターでは、専門の講師による「教室」や「講座」の他に、皆さんが自主的に行っているサークルがあります。サークル活動への参加は随時受け付けしています。
卓球サークル(サウンドテーブルテニス)
卓球台の上で金属の玉が入った専用のピンポン球を転がし、その音を頼りにラケットで打ち返します。ラバーの付いていないラケットを使い、ネットの下を通します。卓球台の周囲にはボールが落ちないように縁(フレーム)が付いています。試合は「行きます」、「はい」との声で試合が始まります。
見えづらい、見えなくてもできるスポーツとして、当センターで卓球を楽しまれる方が増えてきました。
どなたでも、いつからでも気軽に始められます。ちょっと運動をしたいという方は、ぜひ見学にお越しください。
■開催日 毎週火曜日
■時間 午前10時から午後2時
■場所 県視覚障がい者生活支援センター 多目的ホール
◆県視覚障がい者生活支援センター 電話番号 024(535)5275
福祉協会だより
同行援護従業者養成研修を実施
令和3年度「同行援護従業者養成研修」を福島市といわき市で実施しました。
この研修会の目的は、「視覚障がい者の外出活性化のため、移動時の情報提供、移動援護、移動先での排せつ、食事などの介護の一般的な研修を実施し、同行援護に必要な知識や技術を習得する」ことです。
福島市は福島県点字図書館を会場に、9月25日~10月30日までの土日で6日間、いわき市はいわきサン・アビリティーズを会場に、11月6日~11月21日までの間で6日間行いました。それぞれの会場で、一般課程は4日間、応用課程は2日間、合計6日間の研修日程でした。
この研修も、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け昨年度は実施できず、2年ぶりとなりましたが、県内各地から多くの受講生が集まりました。
今回の研修で福島会場では、地元の福島市と福島交通、JR福島駅のご理解をいただき、福島駅西口のエスカレーターを使用しての乗降演習や、路線バス・飯坂電車を使用しての乗降演習を行うことができました。
また、いわき会場では、地元いわき市と新常磐交通のご理解をいただき、いわき駅南口のエスカレーターとエレベーターを使用しての乗降演習や、路線バスや観光バスを使用しての乗降演習を行うことができました。改めて、多くの皆さまのご理解とご協力に感謝いたします。
来年度は、会津地区での開催を検討しています。研修会の開催地区や内容についてのご意見やご要望をお聞かせください。
◆県視覚障がい者福祉協会 電話番号 024(535)5275